脳は視界に映るものすべてに注目しているわけではないらしい。
つまり、何かを見ているとき、視界にはそれの周囲にあるものも映っているだろうが、脳はそれらを見てはいない。
脳は目で見たものの中から重要なものだけに注目し、そうでないものを無視するため、見えない部分が出てくるのだ。
だから、あまりに集中していると、周囲の物のちょっとした変化に気づかないことがある。
それを実証してみると・・・
中心の十字を注視し続けると、まわりの色が脳に無視され、消えたように見える。
これを「トロクスラー効果」というらしい。
鏡に映る自分の顔をじーっと見ている(10分くらい?)と、顔が化け物のように見えることもあるらしい。
これも「トロクスラー効果」。
顔の一点だけを見つめていると、見ていないところはその周囲の部分と同化していき、
顔の一部が消えたり歪んだりしているように見えてくる。
ちなみに、なぜ化け物のように見えるかというと、ボヤけたり歪んだりしたものを、
人は本能的に自分が理解できる何かに結び付けようとするため、
「お化けだ」と恐怖心を抱いたりするようだ。
暇で暇で仕方がない方は暗くしたところでお試しください。 2012-07-06 谷澤(-。-)y-゜゜゜