6月8日。私は、笠松校で中3の授業でした。
とはいえ、笠松中の生徒が、昨日より神戸・広島に修学旅行ということで、笠松中の生徒が大半の笠松校も、笠松中以外の少数の生徒の補習という感じになりました。
神戸・広島、それぞれいい街ですね。それぞれ訪れた時に、すごくいい印象だった記憶があります。
神戸といえば港町として知られていますが、下の神社も欠かせません。
生田(いくた)神社といいます。
ここにまつわる歴史といえば、1つ目に藤原紀香とコメディアンの陣内智則がここで結婚式を挙げたこと(今は離婚しましたが…)。
2つ目にここが「神戸」の地名の由来となったこと。9世紀ごろ、この地域一帯は生田神社の土地で、神社の土地のことを「神戸」といい、それが地名にも使われるようになったそうです。今でも地元の人から「生田さん」と呼ばれ親しまれています。
しかし、港町としての歴史も古く、遣隋使が送られた頃から港が開かれていたそうです。
平安時代末期にはこの地に、平清盛が「福原京」という都を開くほど発展しました。ちょっと私と縁がありそうなこの都ですが、残念ながら半年で滅びます。。。
それから長い時間が経ち、江戸時代末期の日米修好通商条約が結ばれた時に、神戸は開港地として再び脚光を浴びます。
その面影は今もここに。
かつて外国人がいたであろう洋館が多いのも神戸の魅力です。
以後、神戸は港町として発展していきます。
が、・・・
1995年1月17日午前5時46分。この地にマグニチュード7.3の巨大地震が襲います。左の写真は当時の被害をそのまま残した遺跡、右は地震発生で止まった時計です。
この災害で一時的に神戸は衰退しますが、しばらくして再び発展を開始します。
そして、様々な歴史を経た神戸は、いまでは日本有数の港町としてだけでなく「世界でもっとも綺麗な都市ランキング」25位に入るほどに、世界にもよく知られる街になったわけです。
こんな歴史を学んだうえで、笠松中の生徒が修学旅行に出かけたかはわかりません(汗)
しかし、皆さんもこれから成長していけば、日本中いろいろなところに出かける機会も多くなると思います。そのときにちょっと歴史とかを多く学んでいると、ガイドマップに載っている以上の貴重な、またはおもしろい発見があったりします。
学びはムダになりません。
私の好きな旅についてだと、つい長くなっちゃったので、広島についてはまたの機会にします。
福原