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2012.02.25|あとは一般選抜を残すのみ

私立高校の発表が終わり、特色化選抜の発表が終わり、今日、高専の結果もわかり、結局行き先が決まった人が1人増えて、21人になりました。残りの14人は、最後の一般選抜にかけることになりそうです(光の泉本校での数字)。

塾の講師というのは、ある意味応援団で、こういうときに「がんばれがんばれ」という役目だというのは、何回も言っていることで、今年も「励ましのコール」を送り続けなければいけない。

毎年やはり、「ムリめ」な高校を受験している生徒がいるわけで、昨年はたまたま倍率とか、有利に働いた人が多く、結局不合格になったのは、1人だった。

今年はあぶない生徒が多く、「1つ希望を下げれば五分五分で受かるのに…」「いやいや2つくらい下げても安心できないな…」という、とってもとっても不安な生徒がいっぱいいます。

さすがに「特攻隊」は避けたいので、なんとか志望を変えるように仕向けたりすることもあるのですが、ときどきその「特攻隊」の人が受かるなんてこともあり、受験は最後までよくわからない。

 

昨日は病院の検査で、久しぶりに自分のからだと向き合うことになりました。一昨日、昨日、今日と調子が上がらなくなっていたので、ある程度は覚悟していたのですが、いよいよクレアチニンが3.4といった世界に突入です。まだ智恵子さんのように、7とか8とかいった状態ではないけれど、3になると、さすがにからだが動かない。

主治医の伊藤先生も、「ごめん、もう打つ手はない」と言われ、医学の限界を申し訳なさそうに私に告げた。まあ、でも、医学が私の命をどれだけ伸ばしてくれたかを考えると、とてもよくしていただき、私は「感謝、感謝」っていう感じなのですが。

あと何年この移植腎がもつか、はじめて聞いてみたのですが、「長くて2年」とはっきり言われると、「まあそんなもんかなあ」と意外と冷静なものです。

2年後にはたぶん、人工透析とかしていて、その機械がないと生きられないからだになっている自分がいると考えたりすると、なんか不思議な気持ちになりました。

「昨日から調子が上がらないんですけど、これもどうにかなりませんか」

「仕事は忙しいの。この時期はイベントとかありそうだね」

「今は3月からのカリキュラムとか打っています」

「それをやめろとは言えないしねえ」

よく考えたら、それは自分がいちばん知っていることであった。このだるさを直すには、ひたすら動かない、寝続けるのが唯一の治療法だということを。

どうも移植腎はネフローゼになっているらしい。なつかしいねえ。大府養護学校にいたころは、同じ腎臓病でも、「腎不全組(私ともう一人女の子がいた)」「腎炎組」「ネフローゼ組」「その他いろいろ(腎盂炎とか、糖尿性腎症とか)組」とかに分かれていたっけ。ネフローゼの連中はよく言っていたよね。だるいだるい。動けん動けん。

これからは、パソコンを開いている時間に反比例して症状は悪化していくのだろう。つまり症状の悪化を止めるには、「パソコン閉じて寝る」ことになる。

でもそれでいいのかなあ。少なくとも、うちの智恵子さんは、そんな人生ではなかったわけで、数々の伝説(?)を作りつつも、自分の寿命は縮めてしまい、傑作だけど短命な人生…本人はそれがいいと常々言っていた。

 

今、自分がこんな状態だから、あと少しで受験の中3に、なかなかいい言葉がかけてあげられない。自分が残りの人生をどう過ごすか、迷いがある状態で、なかなか人を励ますことができないのだ。

まあでも、これはこれでいいのかもしれない。そんなに背伸びすることもなく、ふつうに思ったことを言ってあげられるし、肩に力が入った物言いになることもない。正直に「受かると思うよ」「このままだと落ちると思うよ」と言ってしまって、いつもより飾ることもない。結構今の私は、「いつもより冴えている私」になっている。

 

そんなこんなで、小学生の新年度のカリキュラムを打ち終わりました。明日から、中学生の仕上げに入ります。中学生は折り返し地点くらいです。

命を削ってカリキュラムを打っている…というほど悲壮感を漂わせているわけでもなく、結構楽しんで作っています。今年は、いいものができそうです。

前は、「これだけ完璧な(実際はそうでもなかった)カリキュラムなんだから、きちんと守ってくれなくては困る」みたいな考えが常にあって、講師なり、生徒なりが、そのカリキュラムを崩そうみたいな話が出ると、結構腹を立てていた。

どうも昔からこれは性格みたいなのだが、「いったん決めたことが変更」されるのを異様に嫌がるみたいだ。たとえ、一コマでも、時間割がひっくりかえったりすると、異様に腹が立つ。

それではいかんだろうと今年は、カリキュラム自体のコンセプトを変えてみた。前はあっさりカリキュラムと、細かいカリキュラムが混在していて、特に細かいカリキュラムが「きちんとその通りになされる」ことに非常に満足していた。

今年は、手抜きのカリキュラムはなるべくなくし、どれも作り込んだものにしているのだが、「それがその通りになされる」ことをめざすのではなく、スタッフには、そのカリキュラムのねらいだけ読み取ってもらって、そのねらいをはずさなければ、いろいろと冒険ができるカリキュラム。そんな感じに思って作っている。

要は、カリキュラムは土台であって、ベースラインだけをきちんとしていればいい。その上に積み上げていくのは、生徒であり、講師であるべきなのだ。

なあんて、かっこいいまとめ方をしてみましたが、やはり今年も、カリキュラム通り授業が動いていかないと、こっそり腹を立てているんだろうなあ。そんな気がします。

 

 

光の泉本校校長 松田 一哉

≪つけたし≫
エレベーターの鏡は、あまり役に立たないことが多かった。うちの智恵子さんは、おもに自分の体型を確認するのに使っていた。「ねえねえ、見て、3kgやせたのが、こんなにはっきり」(ぜんぜんわかんねえよ…と思っていた)

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