こんにちは。中林です。
今回は記憶力シリーズ第3弾。
「情報のチャンク化を実践してみよう」です。
前回までのまとめ
・ワーキングメモリと呼ばれる短期記憶は約20秒しか脳内に保持されない。
・人間は一度に7±2個の情報しか記憶できない。これをマジカルナンバーと呼ぶ。
・情報はチャンク化(グループ化)することによって記憶がしやすくなる。
まずは、あなた自身の記憶力を試してみましょう。
下のリンク先のゲームを試してみましょう。
短期記憶チェッカー→http://neutralx0.net/mini04.html
どうでしたか。
わたしはLevel6の12個が限界でした。
何回もやって自分の短期記憶を試してみましょう。
では、このゲームを使って「チャンク化」を実践してみましょう。
この「短期記憶チェッカー」で、「チャンク化」を応用するなら、
「猫」と「パイナップル」を別々に覚える代わりに、「パイナップルをかじる猫」として、セットで覚えます。
「うさぎ」と「ボーリングのピン」なら、「ボーリングをするうさぎ」というようにセットで覚えていきましょう。
すると、例えばLevel7で14個覚えないといけないところが、
2個を1つのセットにすることで、7セットを覚えればよいことになります。
まあ、能書きはこれくらいにして、上に挙げた方法を実際に試してみましょう。
さあ、どうでしたか。今まで覚えられた数より増えましたか?
わたしの場合は、この方法を使うとLevel8までたどり着くことができました。
もしかしたら、前回よりも覚えられた数が減ってしまった人もいるかもしれませんね。
情報のチャンク化の効果は人それぞれかもしれませんが、
情報を脳内に保持する1つの方法として非常に有効であることは数々の研究で明らかにされています。
いろいろなことを覚えないといけない小学生や中学生のみなさんにも、
情報のチャンク化のように、ものの覚え方にはコツがあるということを知ってほしいものです。