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2011.10.08|お土産

秋に修学旅行に行く小中学校もそこそこあり、最近それが理由で塾を休む子がちらほらいます。

なかにはおこづかいを使ってわざわざお土産を買ってきてくれる子もいて、ありがたい限りです。

 

修学旅行のお土産と言えば、忘れられないエピソードがあります。

今から15年ほど前、クソがつくほどまじめで、俗に言う「天然」だった小6のある男の子は、

奈良へ行ったお土産として、「鹿のふんチョコ」という、まるで鹿のふんのような形をしたチョコレートを買ってきてくれました。

いわゆるオモシロお土産で、私たち講師を驚かせ笑わせてやろうという、彼なりのギャグだったのでしょう。

しかし、まじめさが災いします。

当時彼を指導していた講師は全部で4人いたため、彼はお土産の封を切り、それを4等分して、

ティッシュにくるんでポケットに入れて塾に来ていたのです。

これが悲劇(?)の原因となります。

 

笑わすためのお土産を持っていくことで頭がいっぱいだった彼は、筆記用具を忘れてしまいます。

筆記用具を借りなければいけない、どうしよう、やばい・・・。

ここで彼の頭からお土産を持ってきているという事実がとんでしまいます。

そして授業がいつも通り始まり、チョコは彼の太ももで着々と温められることになります。

2時間後、帰るときになってようやく、彼はお土産を思い出します。

フンのようなチョコをティッシュにくるんだだけでも、ややリアルで食べる気が失せるというのに、

温められたチョコはややリアルから超リアルに変形してしまいました。

 

帰り際、お土産の入った(溶け込んだ)ティッシュを指先でつまみ(ここが彼のスゴイところ。ふつうつままないでしょ。)、

ややしょんぼりした様子で、

「ごめんなさい、先生、これ修学旅行のお土産です。気持ち悪いけど、おいしいと思います。」と言いに来ました。

後にも先にも、お土産をもらうのに謝られたのはこの時だけです。

私はそのとき、心の底から、こいつ本当におもしろくっていいヤツだなって思いました。

 

彼には申し訳ないけれど、チョコがおいしいかどうかは知りません。

私はそんな出来た大人ではありませんでしたから。

けれども、子どものココロに応えられる大人でありたい、そう思えた瞬間でした。

2011-10-08  谷澤

 

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