今日は土用丑。ウナギを夕食に食べた人も多いでしょう。
(小さいころ、なぜ「土曜」じゃないのに「どよう、どよう」って大人は言うのだろう不思議に思っていた。)
(子どものころの私はウナギが嫌いで、なんでこんな気持ち悪いものをうまい、うまいというのだろうと思っていた。)
そこで、ウナギに関するうんちくを少々。
胸びれの前腹面が黄色いので、「胸黄(むなき)」と呼ばれ、
これが崩れて「うなぎ」と呼ばれるようになったと言われているウナギ。
そんなウナギを土用の丑の日に食べるようになったのは、
売り上げ不振の鰻屋さんが困っているのを見かねて、
あの有名な平賀源内が、「土用の丑の日には鰻を・・・」という、
キャッチコピーを発したのに始まったとか。
雑学やクイズ番組が流行ったあとの現在では知っているヒトも多いだろう。
ウナギを食すといえば、「蒲焼」。
ただし、地域よって焼き方、さばき方も異なる。
関西では、頭がついたまま腹開きにし、タレをつけてそのまま焼く。
関東では、頭を取り、背開きにし(これは腹開きは切腹に通じ、縁起が悪いとされたなごりのようだ)、
そして、一度白焼きにしてから蒸しにかけ、さらにタレをつけて焼く。
つまり、ウナギの風味と食感を楽しむなら関西風。
ふっくら柔らかいのを楽しむなら関東風。
また、昔からウナギと梅干は一緒にたべるとよくない。
つまり「食い合わせが悪い」と言われてきた。
しかし、これはまったくの誤解のようだ。
むしろ相性抜群である。
うな丼に練り梅をのせて食べると、サッパリとしておいしく、
食べすぎ注意!というぐらいらしい。
本当にウナギと食い合わせが悪いのは「銀杏(ぎんなん)」。
注意が必要だが、普通ウナギ食べるときにわざわざ銀杏を食べないと思う。
しかし、ウナギの値段が高くなりすぎてる・・・
ウンチクなんかよりも、
もっと安くおいしいウナギを食べられるといいんだけど・・・
2011-07-21 谷澤